こんにちは。小梅パパです。
「犬語の話し方/スタンレー・コレン」(文春文庫)
いま読みかけの本です。
(本を会社に忘れてきてしまったので写真なし。文庫本で柴犬が表紙です。)
翻訳本のため少し読みにくいところもありますが、犬を飼っている者としては興味の引く内容がたくさん詰まっており とても濃い内容です。
この本によれば、犬は犬語を使って犬同士(あるいは対人間と)会話をしているのだそうです。
「犬語?」
犬は声・顔・尻尾を使って意思を伝達しようとします。それが犬語です。
そして犬語の解説は分かりやすく納得いくものばかり。
犬の問題行動に対してのヒントも書かれており、HowTo本でよくある「こういう問題行動の時はこうして対処しましょう」といった人間社会に犬を押し込めるのではなく、まず 犬が 何を どうして 伝えようとしているか という点を筆者の経験や実験に基づき、家犬が造られた歴史的背景を交えながら深く掘り下げ説明しています。
例えば…犬はなぜ威嚇するのか。
その昔、犬が群れで生活していた頃、仲間との争いは極力避けてきました。何故なら争いをして怪我をしたら暫くの間 狩りに行けず子供を飢えさせててしまうかもしれないし 天敵に襲われたら守れないかもしれない。子孫繁栄を優先で考えると争いは群れにとって無駄な行為なのです。したがって自分よりも弱い犬が向かってきたら威嚇をして「おれは おまえより強い。だからそれ以上近づいたら噛み付くぞ。だからさっさと行け。」と血を見ないで済むように威嚇している というのです。
威嚇とは争いを避けるための知恵なのです。なんて賢いのでしょう。
威嚇と怯え(これは見間違えしやすい)の違いも分かりやすく図解で説明されています。
単純に顔の表情だけでなく背中の毛や尻尾の状態、そのときの状況など総合的に判断する必要があるようです。
そして、犬は人間に対して言葉が話せないので身体をフルに使って犬語で話しています。それを気づいてあげられないのは人間の理解不足。逆に犬は人間の言葉をかなり理解しています。
犬に利口になってもらう前に我々人間が利口になる必要があるようですね。
また、犬が人間の言葉を話せないのは知能の問題だけではなく咽頭部や舌が言葉を発するように出来てないから。したがって小梅がいつか人間の言葉をしゃべるのではないかという私の密かな淡い期待は消滅…。
元々、牧羊犬や獣猟犬だった犬が中心に書かれているので、トイグループに属する小梅にすべてが当てはまるかどうかは分かりませんが、なるほど と思う点がいくつもあったので、それらの犬とも重なる部分も多いのでしょう。
この連休に読み終えようと思っていたのですが…いま手元になくて残念です(涙)。
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